ツ タ  Parthenocissus tricuspidata  (ブドウ科 ツタ属) 
 ツタの茎の先端は、円盤状の吸盤を付けた巻き付き髭でよじ登る。葉の反対側に出るので、これは葉の変化したものであることがわかる。枝分かれしたひげの先端は膨らんで円盤状になり、吸盤と呼ばれているが吸い付いているのではなさそうである。おそらく微細な毛状のものがたくさん出て、壁面に引っ付く仕組みであろう。
 葉の変形であるので、長期的には枯れて付着することができなくなるはずである。その頃には、気根で付着する。

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