アカエゾマツ  Picea glehnii (Fr. Schm.) Masters    (マツ科 トウヒ属
 アカエゾマツの葉は、先端が分岐せず1本の鋭線形の針葉であり、断面は4稜形で、気孔列(葉の表面で白い線に見える部分)が1面に1列づつ、合計4列ある点が他の針葉樹との区別点である。葉は数年維持され、枝には重々しいほどの葉がついている。
 一本の葉の長さは2-4cm程度だが、風衝地や過湿地で矮小化している場合はずんぐりとして、短くやや太くなる傾向がある。葉は密に付き、枝がよく見えないほどである。枝は暗茶褐色で、当年枝は緑色で白色の毛が生える。
文章・画像:太田 謙
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