アカエゾマツ Picea glehnii (Fr. Schm.) Masters (マツ科 トウヒ属) |
北海道の湿原や湖沼の周辺部はアカエゾマツが見られることが多い。池や湿原のほとりに針葉樹が生えていたら、とりあえずアカエゾマツを疑ってみてもいいだろう。しかし、林内をよく見てまわると、トドマツなども混生していることが多く、純林はあまり見られない。 下の画像は、湿地周辺のアカエゾマツ林の一例である。湖岸の場合は、水面への最前列の植生はスゲ類だったり、ヨシだったり様々である。湿原周辺の場合は、ミズゴケ湿原から徐々にアカエゾマツが混ざり、林に移行する場合もあれば、ササ類を挟む場合もある。 |
文章・画像:太田 謙 |