○ 雑草の侵入について |
昨年度と同様に、全保全区域において、ヒシ、エビモ、ガマ、ヨシ、糸状藻類のほか多種類の雑草の侵入が確認されました。これらについて、定期的に除草作業を行いましたが、ほとんどの種が根絶することは出来ませんでした。下図に確認された雑草の生育状況を整理します。 |
図 雑草の生育状況 |
保全区域造成後の2年間の調査と事前の調査をあわせ、現在までに、保全区域で問題となる雑草の種類は、上図に示す6種類に絞られました。今後将来的にもこれらの雑草の侵入は十分に予測されるもので、これらの問題となる雑草をターゲットとしてその特性を把握し、イトクズモの生育に影響を及ぼさない手法、あるいはイトクズモと共存できる空間整備の検討を行う必要があると考えます。 |