春の七草
−せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ−
春の七草は1月7日に七草をいれた粥を食べるという習慣に基づいている。ただし、本来は旧暦の1月7日であるので、年によって違うが1月の終わり頃から2月の後半にかけての季節であることになる。新暦の1月7日には七草を集めるにはちょっと時期が早い。どちらにしても、ナズナやハハコグサ、コオニタビラコなどはまだロゼットの状態であるので、この季節に正確な同定を行って採取するにはかなりの経験が必要である。
漢字名
標準和名
せり
芹
セリ
なずな
薺
ナズナ
ごぎょう
御形
ハハコグサ
はこべら
繁縷
コハコベ
ほとけのざ
仏の座、田平子
コオニタビラコ
すずな
菘、鈴菜
カブ
すずしろ
清白、蘿蔔
ダイコン
旧暦の七草の節句
1999年 2/22、 2000年 2/11、 2001年 1/30、 2002年 2/19、 2003年 2/7、 2004年 1/28、 2005年 2/15
旧暦(太陰暦)では月の運行が基準となっている暦なので、1ヶ月は29日から30日である。このために次第に季節とずれが生じるので、およそ3年毎に13月(閏月)を設けて調整することになる。このために、七草の節句は毎年かなり違う日にちになってしまうのである。
スーパーに春の七草セットが出ていた
。さて中身はどんなものだったでしょうか?
中身を取り出して並べてみた。セリ、ナズナ、・・、コオニタビラコ、ダイコン、カブは良いとして・・・・ハハコグサは何者だろう? 両面にうっすらと毛があり、ハハコグサと言われればそのような気もするが、なんだかチチコグサモドキに似ている。ハコベは4種類入っていた。オランダミミナグサ、ウシハコベ、コハコベ、ノミノフスマ・・・、もっとも大量に入っていたのは、ウシハコベであった。個人的には、ウシハコベやオランダミミナグサで増量するよりも、ダイコンやカブの葉をいれておいて欲しかった。
ナズナやコオニタビラコは水々しくてあざやかな緑色をしている。ハウスなどで栽培しているに違いない。さて、ハハコグサは・・・?温室で栽培すると、このようになってしまうのだろうか。どちらにしても有毒植物らしいものは入っていなかった。七草の節句のような、生物季節と関連している行事を新暦にそのまま当てはめるのはおもしろくない。旧暦を平均して新暦に当てはめるなどしてはどうだろうか。
春の七草は、農耕の伝来とともに渡来した
史前帰化植物
や東南アジアから中国・朝鮮などに広く分布する植物と栽培植物からなっている。七草粥の習慣も伝来のものであるが、その材料もすべて伝来のものと考えて良さそうである。
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