岡山理科大学
健康管理センター

救急手当と応急手当

AED(自動体外式除細動器)等 設置場所

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救命手当

CAB(Circulation:胸骨圧迫,Airway:気道確保,Breathing:人工呼吸)

意識を失っている人を見かけたら→呼吸の確認

通常の呼吸をしていない、あるいは呼吸が停止している→直ちに胸骨圧迫
 胸骨圧迫位置=胸の真ん中
 胸骨圧迫30回の後、人工呼吸2回  (ただし、人工呼吸は強制ではないので胸骨圧迫に専念する。)
 これを30:2 繰り返す。

AED(自動体外式除細動器)がある時はー

AEDのふたを開け、電源ボタンを押します。後はAEDの音声メッセージに従ってください。

大出血をしていたら

傷口から、鮮紅色の血液がいきおいよく吹き出している(動脈からの出血)ようなときや、暗赤色の血液(静脈からの出血)が、大量に流れて出ているようなときには大出血と判断する。

出血したときには、まず傷口に清潔なガーゼ等を直接あて強く圧迫する。
傷口は心臓より高くする。直接血液に触れないように手袋・ナイロン袋で処理する。

応急手当

傷病の状態を悪化させないための手当で、必要に応じて医師の手当を受けさせたり、病院へ送り届けるまでの一時的な手当をいいます。

【やけど】
早く水道水で冷やすのが原則。熱傷を受けた部分に痛みと熱さを感じなくなるまで、じゅうぶんに冷やす。(ふつうは10分~15分で)痛みが軽減した後、滅菌ガーゼで覆い医療機関へ。
水疱はつぶすと感染を起こしやすくなるので、つぶさないようにする。
化膿するおそれがあるので、やけどした部分にみそやアロエなど塗らない。
薬品によるやけどの場合は、からだに付着した薬品を流水でよく洗い落としてから医療機関へ。
【打撲、捻挫、脱臼、骨折】
悪化を防ぎ腫れや内出血を抑えるためには負傷部位を動かさないようにする。冷やす。高く挙げる。
安静にして医療機関を受診する。
【擦り傷、切り傷】
傷口を水道水で洗って傷の様子をみる。出血があれば止血し消毒液(できるだけ無色のもの)で消毒する。
滅菌ガーゼ等で傷口を覆う。
時間を追うごとに痛みが強くなったり傷の状態がひどくなるときは早めに医療機関へ
【虫さされ】
蜂、毒蛾、毛虫、ムカデ等に刺されたら毒針や毒毛が皮膚に残っていることがあるので、毛抜きでとり毒をしぼり出す。傷口を水道水で洗い流し、抗ヒスタミン軟膏(かゆみ止め)などを塗ってうえから冷やす。
呼吸や脈、意識障害など全身状態の悪いときは医療機関へ
【熱中症】
高温多湿の日や暑い場所での作業や運動などで意識状態が悪化したときは、日陰の風通しのよい場所に運んで身体を締め付けていいるベルトなどをゆるめ、上着を脱がせて寝かせる。 できれば冷たい水に濡らしたタオルなどで全身を冷やす。
意識があり可能であれば少しずつ水を与えます。
以上の処置をしても、体温が高く意識状態が悪化したり、けいれんを起こした場合は直ちに救急車を呼び医療機関へ。

救急箱の上手な利用法

救急箱の内容は救急車が来るまでや、医師の治療を受けるまでに必要なものにします。
保管場所は誰にでもわかる場所で直射日光があたらず、湿気の少ないところを選びます。内容は時々チェックをして古くなった薬や衛生用品は新しい物と取り替えておくようにします。

最小限、備えておきたい薬と衛生用品

なお、内服薬として風邪薬、鎮痛剤、胃腸薬等あるとよいと思いますが、副作用などの危険をともないますので服用の際は充分注意してください。

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