アカメガシワ Mallotus japonicus (Thunb.) Muell. Arg. (トウダイグサ科 アカメガシワ属) |
雌花には白色の腺点と赤色の星状毛があり、子房には棘状の突起が多数ある。雌しべの柱頭は3つに分かれ、個体によってあまり赤くならないものと、鮮やかな赤色になるものがある。7月の終わり頃になると若い果実ができる。果実の表面には多数の腺点があるのがわかる。8月になると果皮が割れて中から黒くて光沢のある種子が顔を出す。簡単には落下せず、秋深くになって鳥に食べられなかったものは花序ごと落下する。種子の表面には油脂があり、休眠すると埋土種子となって長期間にわたり、土中で伐採などの撹乱を待って待機する。 |